For T.

本や漫画や映画の感想。日々考えていること。

なぜベジータは悟空を越えることができないか

先日、ドラゴンボールを全巻読み終えた。
漫画を読む前からアニメを毎週見ていたので
どんな話かは大体わかっていたのだが、
常々疑問に思っていたことがあった。

なぜ、ベジータカカロット(悟空)より強くなることができないのだろう。

いつも一生懸命修行しているのに、いつもいいところで敵にやられてしまって、
悟空がその敵を倒してしまう。
ベジータは大層悔しがり、必ずカカロットを超えてみせると固く心に誓い、
また修行に勤しむ。しかしやはり…。

それは悟空が主人公だからだ、と言ってしまえばそれまでなのだが、
私は、ベジータが悟空より強くなることができないのには
理由があると思う。

ベジータは、目標設定を間違っている。

…と思う。
言葉で説明するより、図で見てもらった方がわかりやすいと思うので、
下の図を見て欲しい。

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ベジータは常に、生涯のライバルであると決めたカカロットよりも
強くなることを目標に日々鍛錬に勤しんでいる。
しかし、もちろんカカロット(悟空)だってその間
ただ飯を食って寝ているわけではない。
今の自分よりももっともっと強くなるため、
これまた鍛錬に勤しんでいる。

つまり、ベジータが修行をして強くなったとしても、
基準としている悟空もまた修行をして強くなっているため、
悟空よりも強くなることができないのだ。
厳密にいうと、ある時点での悟空よりも強くなることはできるが、
悟空はそれよりもさらに強くなっているため、
ベジータは悟空を超えることができない。
悟空よりも強くなるためには、悟空を目標にするのではなく、
悟空よりも強い誰かを目標にするとかしないと、
永遠に悟空よりも強くなることはできないと思う。

ここまで話をしてきたが、私はベジータが大好きだ。
何度やられても、何度絶望しても、
その後には必ずもっと強くなろうと、努力することができる。
そんなベジータは、別のアニメ作品の悪役に似ているなあ
と、個人的に思っているのだが、
それについてはまた別の機会にしようと思う。